CM「・・・あれ?」
目を開けると、ベッドにはもう僕しかいなかった。
「ん~。」
ゆっくり起き上がって時間を確認する。
「あ・・・」
よかった。
用意してくれてるだろう朝御飯を食べる時間があってホッとした。
CM「ふぁ・・・」
ねむい。
昨日は大変だった・・・
僕に抱きついたまま、驚くようなスピードで眠りに落ちていったハル。
その後なんとか離れようとしたけど、思いのほかがっちりホールドされてて苦労した。
まぁ、それはそれでかわいかったけど。
ハルも寝不足だったのかな・・・
そんなことを考えながらリビングに向かう。
キッチンをのぞくと、エプロン姿のハルが真剣な顔でフライパンをのぞいていた。
CM「おはよう。」
そうを声をかけると、僕に気づいてこっちを見た。
「おはよ。」
キッチンに入って一緒にフライパンをのぞく。
うん、おいしそう。
CM「早起きだね。」
「昨日はぐっすり眠れたから。」
・・・だろうな。
すっきりした顔で彼女が言う。
「チャミナのおかげだよ。」
CM「それはよかった。」
抱きつかれたかいがある。
「もうすぐできるから顔洗ってきなよ。」
CM「うん。」
ハルの言葉に一度キッチンを離れる。
昨日の夜はどうなるかと思って来たけど、いつも通りの朝が迎えられてよかった。
本当によかった。
まぁ、少し物足りない部分もあるけど。
次に来れるのはいつだ?
来週来れるか?
それまでには終わってるか・・・
そんなことをもんもんと考えながら顔を洗った。
冷蔵庫にあるもので作った朝ご飯。
でも、チャンミンは「おいしい」って食べてくれた。
今度来てくれる時は、もっとちゃんとしたのを作ってあげたいな。
洗い物を終えてリビングに戻ると、もうチャンミンが出かける準備をしていた。
「行くの?」
CM「うん。」
そっか・・・
CM「ハルは?」
「あたしは休みだよ。午後から久しぶりに料理教室。」
CM「そうなの?今日は何を作るの?」
「それは次に来てくれる時までひみつー♪」
CM「ははっ、わかりました。」
笑いながらジャケットを着るチャンミン。
バックを持って玄関に向かう彼に、見送るためについていく。
「今日も遅いの?」
CM「たぶん。撮影の進み具合にもよるけど。」
そう答えながら、バックを廊下に置いて靴を履く。
「そっか・・・がんばってね。」
CM「うん。ハルもね。」
「はい♪」
CM「今日の料理教室の成果、楽しみにしてるから。」
「がんばります!」
ちょっとプレッシャーだけど。
靴をはき終えて立ち上がったチャンミンにバックを渡す。
「いってらっしゃい。」
CM「いってきます。」
その言葉と一緒に、少しかがんでほっぺにキスをしてくれた。
「あ。」
そうだ。
CM「?」
最後にこれを伝えておこう。
「・・・あのね。」
CM「ん?」
彼の肩を借りて背伸びをする。
耳元に近づいてから小さい声で言った。
「生理って・・・うそ。」
チャンミンのこと本当に信じてるよ。
でも、あんなに悩まされたんだもん。
これぐらいのいじわる許されるよね。
CM「・・・・・。」
あたしの告白に無言・無表情でこっちを見る。
「次はしようね。」
そう声をかけても、まだ無表情。
あれ?
もしかして怒っちゃった?
CM「・・・・・。」
しばらくこっちを凝視してから、ポケットに手を入れたチャンミン。
ケータイを取り出すと、あたしの目の前で誰かに電話をかけた。
CM「・・・もしもし?おはよーございます。僕です。」
「?」
敬語?
仕事関係の人?
CM「今日の僕の入り時間なんですけど。前の撮影の時、僕2時間近く待たされたじゃないですか。今日も同じパターンですよね。」
ドアの方を見ながらスラスラ話す。
CM「それなら、今日は自分でスタジオ入っていいですか?今朝ちょっと調子悪くてギリギリまで寝たいんで。」
「え?」
あんまり調子悪いようには見えないけど・・・
CM「 はい、お迎えはヒョンだけで。・・・大丈夫です。・・・はい、はい、わかりました。 じゃあよろしくお願いします。また後で。」
そう言うと、電話を切ってケータイをしまった。
「・・・・・。」
まっすぐこっちを見下ろすチャンミンを唖然と見上げる。
今の会話が何を意味するのか、さすがのあたしでもわかった。
案の定、バックをもう一度床に置くと靴を脱ぎ出した。
「あ、あの・・・」
CM「大丈夫だよ。1時間は作れたから。」
すごい。
時間ってこういう風に作るんだ。
靴を脱ぐと、バッグを床に置いたままあたしの手を取って寝室に直行する。
「ちょっ・・・ちゃみな!」
CM「ん?」
「あ、あたしは今度でも・・・」
何も今じゃなくても!(朝だし!明るいし!)
CM「だから、大丈夫だって。」
「ぇ・・・」
なにが?
CM「今度は今度できちんとするから。」
「・・・・・。」
気づいたら、もうベッドの上だった。
★ここで終わったら怒られるかな・・・★
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いつもありがとうございます♪
当たり前ですが、この話はフィクションな上、実在の人物とはまったく関係のない、管理人の妄想の塊です。
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